"SURLY" Nice Rack Front (Black)

サーリーのラックはすごくよく考えてあって、耐久性があって遠征にも耐えられるし、ほとんどのパニアが使える。本格的なツーリングにしか使えないわけではないが、それができるようにデザインされている。

ツーリングの最中、一番いいのは、絶対、ぜったい、ゼッタイに何も問題が起きないことだ。そうだろ？　でもそんな保証はどこにもない。だから、もしも壊れたら自分で直せるっていうのはすごいことだ。そんなわけで、サーリーのフロントラックとリアラックの本体は、 CroMoly スチール製のチューブとステンレススチール製の金具でできている。つまり、万が一壊れても、溶接して直してくれる人が多分見つかるだろう。

フロントラックは高さの調節が可能で、パニアの取り付け位置は低くも高くもでき、地形によっては便利だ。でこぼこ道では荷物が濡れないように高い位置にし、滑らかで走りやすい道なら荷物は低い位置に積んでバランスと安定を保つようにする。さらに、タイヤの上のプラットフォームにももっと荷物が積める。フロントラックの金具を、装着がもっと簡単で、ディスクキャリパーやフェンダーなどにも互換性があるようにデザインし直したことも言っておこう。 さらに、フォークとの互換性を高めるために、ユニクラウンのフォーク用に特にアタッチメントプレートも作った。デザインがよりシンプルになり、可動部品が少ないので製造費が安くなり、だから販売価格も安くなっている。

サーリーのフロントラックは、Troll 1.0, Ogre 1.0、そして Disc Trucker のディスクブレーキと一緒に使うことができる。ただし、市販のフロントキャリパーは形が色々なので、フロントキャリパーがぶつからないようにするにはちょっとばかり工夫がいるかもしれない。新しくなったアタッチメントプレートに使える手作りの発明品は限定されるが、プレートをフォークのドロップアウトに装着する左下のボルトの後ろにワッシャーを1個〜3個くらい挟まなきゃならないとしても、そんなのは大したことじゃない。

こういう努力をしてりゃ地球の寿命も少しは延びると思うんだが、最近Surlyはラックと、ラックの支柱と金物をしまって再利用できるSサイズのSurly工具バッグを出荷し始めたんだ。これを使えばポリ袋を使わずに済んで、余分な無駄を少なくできると思うんだよね。何より工具バッグをただでもらえるんだぜ。

Surlyフロントラックは、最大載積重量32kg（70ポンド）で、道路や手入れされているオフロード上でしっかりと安全にバランスよく運搬ができる。

フロントラック仕様:
チューブ径: 10mm
プラットフォームサイズ: 230 x 170mm
重さ: 1382g